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2016年12月14日号

都内で高級ホーム第一弾…チャーム “傾聴タイム”用意

 チャーム・ケア・コーポレーション(大阪市)は来年2月、同社として一番の高価格帯となる介護付有料老人ホーム「チャームプレミア目白お留山(仮称)」(60室)を東京都新宿区でオープンする。「チャームプレミア」ブランドの第1号ホームとなり、前払い金ゼロプランで月額利用料は47万2800円。居室面積は18平米~18・30平米を用意。

 「介護保険給付だけではなく、保険外収入を増やし経営を安定させようと思い、今回のブランドを立ち上げました。また、首都圏には高級ホームのニーズが見込めることから、東京での開設に至りました」(同社)

 同ホームでは、初の取り組みとして傾聴専門のコンシェルジュが入居者の話を聞く「傾聴タイム」を用意。

 「今までもコンシェルジュが対応していましたが、入居者からの要望もあり、1対1でじっくり聞くための時間を設けることにしました」(下村隆彦社長)

 希望者には週2回、個々の傾聴タイムを設けて向き合う。コンシェルジュは4人で、元キャビンアテンダントも。今後は傾聴ボランティアも活用できればという。

 また、シェフが出張でホームに出向き、和食などを提供。週1回、夜にはプレミアムディナーを提供するという。リハビリ専門スタッフも常駐し、個々に合わせたリハビリプログラムでADL向上を目指す。

 来年5月には「チャームプレミア」ブランドとして2棟目となる「チャームプレミア世田谷深沢」を東京都世田谷区でオープンする予定。関西での同ブランドの開設も検討している。