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2017年04月05日号

学研ココファン 配食サービス開始

自立高齢者向け拡充


 学研ココファン(東京都品川区)は4月より、自立高齢者向けの新事業として (1)配食サービス「学研のあんしん配食 ココファンのお弁当」および (2)学研の認知症予防教室「学研 大人の教室」を開始する。
 配食サービスは同社のサービス付き高齢者向け住宅で提供する食事を近隣に配達するもの。ケアスタッフを中心とした職員が対面で配達して安否確認や、診療所・ケアマネジャーの紹介などの生活相談に応じる。弁当の価格は594円(税込)。1日1食夕食時に配達する。4月より神奈川県5、千葉県1拠点の合計6拠点から開始して、10月からは年間18拠点のペースでの開業を予定する。

 


「大人の教室」で認知症の予防も


 「学研 大人の教室」ではサ付き住宅の空きスペースを活用して、週1回90分の教室を開催する。外出機会とあわせて、脳活性のエビデンスを持つオリジナルプログラムを提供、認知症予防を図る。
 デイサービスで提供するプログラムを自立高齢者向けにカスタマイズし、「学び」、「運動」、「アート」のコンテンツを用意。「学び」のプログラムは、東北大学と学研の共同研究によって開発したアクティビティを取り入れている。1週間、自宅で行う「宿題」も実施。受講料は月謝として4回で5400円(税込)。4月から5拠点で開始し、段階的にサ付き住宅全拠点での提供を目指す。
 「グループ内の子育て支援事業、教育事業との連携で0歳児から100歳超の高齢者までを対象とした当社が考える地域包括ケアを推進する」(同社)