脳卒中後遺症の対応に特化して、保険外リハビリサービスを提供するワイズ(東京都中央区)は、医療情報専門サイト運営などを手掛けるエムスリー(東京都港区)に対して第三者割当増資を実施した。増資額はおよそ1億円。約25万人の医師会員を持つエムスリーとの提携で、病院や医療従事者に対して自社サービスの認知度向上を図る。
ワイズが運営している「脳梗塞リハビリセンター」では退院後もリハビリの継続を希望する顧客に対して、自費で60日間のプログラムを提供する。メニューは理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がそれぞれの専門領域においてアプローチを行い個別に組み立てられる。今後、関東周辺だけでなく、地方にも展開していく方針だ。
また、同社が新たに試みるのが、タブレット端末を利用したオンラインでの指導や動画コンテンツを組み合わせた遠隔リハビリサービス。エムスリーとの提携で、製品化に弾みをつける。
「病院で提供されるリハビリの期間が縮小される中で、維持期におけるリハビリの選択肢を医師にももっと広げてもらいたいと考えています」(同社)
