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2017年10月04日号

サンケイビル 「自立支援」ホーム開設/高級路線へ

 サンケイビルウェルケア(東京都千代田区)は来年2月、7拠点目となる有料老人ホーム「ウェルケアガーデン深沢」を開設する。同社は国際医療福祉大学大学院の竹内孝仁教授を顧問に据え、その指導の下、水分摂取、栄養管理、自然排便、運動を重視して、入居者の意欲向上や要介護度改善を目指す自立支援介護の実践を進めている。


 これまで、同社が東京都・千葉県・埼玉県で展開している6つのホームの価格帯には幅があったが、今回の立地は高級住宅地の世田谷区深沢。入居金を90歳未満2890万円、90歳以上で2320万円に設定した。鉄筋コンクリート造地上3階・地下1階。居室数は96室。先月21日に関係者に対して採光面を多く取り、中庭を取り囲む共用部など、開放的で高級感のあるイメージCGを公開した。


 佐藤裕明統括部長は「これまでのホームでの実践から得た知見を活用し『深沢』をフラッグシップとして位置づける。世田谷区は激戦区だが『元気になれる有料老人ホーム』として差別化を図っていきたい」としている。